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恵比寿トレーニング&ピラティスTWO-WAY

【2023年4月最新】坐骨神経痛の原因が誰でも分かる簡単解説

更新日:2023年10月4日

お尻、太もも、ふくらはぎなど足にしびれがあると、『それって、坐骨神経痛じゃない?』というような会話がされているのをよく耳にします。

坐骨神経と骨盤

足にしびれがあれば、イコール坐骨神経痛というイメージがありますが


実は坐骨神経痛は病名ではなく、症状なので、坐骨神経痛を引き起こす原因は多岐に渡ります。


ですので、原因によってアプローチの方法が変わってきます!!



坐骨神経痛を訴えられる方は


『お尻から太もも、ふくらはぎにかけて痛みやしびれがある』


『長時間坐っていられない』


『ピリピリ感や違和感で集中できない』


などの悩みを抱えている方がいらっしゃいます。



当スタジオにも、坐骨神経痛の症状を訴えて治療、リハビリ目的で来られる方もいらっしゃいます。


そこで今回は坐骨神経痛について、カラダの専門家である理学療法士の視点で中学生にも分かるように簡単解説したいと思います。



坐骨神経痛はどんな病態なの?



坐骨神経は、人体の中でもっと太い神経で、お尻から太ももの裏側を通っている神経です。


この坐骨神経が様々な原因によって、圧迫や刺激を受ける事で、お尻から太ももの裏側に痛みやしびれなどの症状が現れることを坐骨神経痛と言います。

坐骨神経の解剖学

坐骨神経痛の症状は?


  • 痛みやしびれが現れる範囲は、下の図のような範囲に出現してきます

坐骨神経痛のしびれ範囲

(図:疼痛.JPより引用)


  • 腰、お尻、下肢(太もも、ふくらはぎ、すね、足部)に痛みやしびれ(ピリピリ感、感覚鈍い)がある

  • 腰痛がありながら、腰の痛みとは離れた部分にしびれや違和感がある

  • 足に力が入りにくくなる

  • 痛みやしびれ、麻痺、違和感により、座ったりしゃがむことがつらくなったり、原因によっては排尿・排便に支障が出てくる

  • 腰やお尻、下肢を触ると感覚がおかしい(鈍い、薄皮一枚ある感じ)

  • お尻の筋肉が冷えて、固まっている感じがする

  • 痛みにより歩き方がおかしい、または、痛みをかばって歩き方がおかしくなっている


坐骨神経痛は症状の一部ですので、坐骨神経痛を引き起こしている原因を解決することが重要になります


坐骨神経痛の原因は?


坐骨神経痛を引き起こす主な原因は以下が挙げられます。

坐骨神経痛の原因表
坐骨神経痛の原因@TWO-WAY

①腰椎椎間板ヘルニア


背骨と背骨の間には、クッションの役割をする『椎間板』があります。椎間板の中にはゼリー状の『髄核』という部分があり、椎間板ヘルニアでは、この髄核が後方かつ外側に押し出されて、神経が圧迫されることで痛みやしびれが起こります。

脊椎と椎間板

(図:疼痛.JPより引用)

②腰部脊柱管狭窄症


背骨には、脊柱管と言って脳から背骨に沿って伸びてきた脊髄(太い神経)が通る隙間があります。この隙間である脊柱管が狭くなってきて、神経が圧迫された状態を脊柱管狭窄症と言います。腰のあたりの脊柱管が狭くなのでの、腰部脊柱管狭窄症になります。年齢的には50代以降に多く見られます。。


脊柱管が狭くなり、神経の根っこの部分の神経根という部分や脊髄の先っぽから枝分かれした馬尾という部分が圧迫されると、下半身に痛みやしびれが起こり、間欠性跛行(かんけつせいはこう)という歩く時にしびれ出てしまって長い距離を歩けなくなる症状が出てきます


③梨状筋症候群


お尻の奥にお尻を真横に横切るように付いている梨状筋(りじょうきん)の部分に坐骨神経が走っています。

梨状筋症候群

(図:ZAMSTより引用)

この梨状筋の部分で坐骨神経が圧迫や刺激を受けることで起こるのが、坐骨神経痛が生じることを梨状筋症候群と言います。

④仙腸関節障害


仙腸関節は、骨盤の左右の寛骨と中央の仙骨の間にある関節のことを指します。この関節は靭帯で強固に連結されていますが、約3~5mm程度のわずかな動きを有しています。

仙腸関節痛

仙腸関節の症状は、


・長い時間椅子に座れない

・仰向けに寝れない

・痛いほうを下にして寝れない

・歩行開始時に痛みがあるが徐々に楽になる

・正坐は大丈夫

・下肢の関連痛


上記のような症状が特徴的です。


※産後の腰痛に仙腸関節腰痛が多いとも言われます。


仙腸関節の動きが悪くなり、周囲の靭帯に刺激が加わる事で、下肢に痛み(放散痛、関連痛)が生じてきます。

坐骨神経痛の神経症状と似ているので注意が必要です!

仙腸関節痛由来の症状

(日本仙腸関節研究会より引用)


⑤その他

上記のように原因が特定できるものもあれば、原因が分かっていない場合でも坐骨神経痛という言葉が使われる場合があります。

すなわち、坐骨神経痛は病名ではなく、症状ですので、原因が分からないこともあるということです。 例えば、

・坐骨神経周囲の筋肉や筋膜の癒着などによって、坐骨神経症状を起こしているケース

骨盤のゆがみによって、股関節周囲の筋バランスが乱れて坐骨神経に負担がかかるケース

坐骨神経自体の滑走性(動き)の悪さによって起こるケース

股関節の問題によって坐骨神経痛様の症状(股関節由来の関連痛) など


いわゆる、筋肉やゆがみ、神経の滑走、関節由来のものであれば、治療や運動などによって良くなるケースも多いです




原因が明確になり、対処方法が適切に行われる事で症状は緩和されていきます。


坐骨神経痛の原因は多岐に渡り、一人一人原因は異なります。何が問題なのかを探ることが非常に重要になります。


当スタジオは、理学療法士、鍼灸師、ピラティスインストラクターで整形外科専門病院、プロ野球トレーナーを歴任したトレーナーが、しっかりとカラダの状態をチェックさせていただき、状態に合わせたオーダーメイドの方法を行っていきます。



坐骨神経痛で悩んでいる方は、一度TWO-WAYにご相談ください。


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<この記事を書いた人>

恵比寿トレーニング&ピラティスTWO-WAY

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