日頃から姿勢を良くしたいと思って意識しながら生活していても、その良い姿勢がズレてしまっている方が多くいらっしゃいます。
また、頭でイメージしている姿勢と、実際ご自身がとっている姿勢がズレている事もあります。
例えば、鏡で自分の姿を見たら思っていたより、猫背だった!とか正しい姿勢にしているつもりが反り腰だった!など。
そんな経験をした方もいるのではないでしょうか。
慢性的な腰痛やカラダの痛み(肩の痛み)を抱える方の姿勢に対する認識がズレているという報告があります(Hoger.2018)
特に腰痛が慢性化してくると、カラダのイメージが歪んでくるという報告があります(Moseley.2008)
ただでさえ、良い姿勢の認識が難しいのに、カラダのイメージまで歪んできてしまっては、それを自分自身で直すのは至難の業。
こうなってくると、認識のズレ→腰痛→イメージが歪む→悪い姿勢の悪循環に陥ってしまいます。
これらの悪循環のループを解決するのに、ピラティスやヨガは非常に有効です。
その理由の1つに、"内観"があります。
内観とは、自分のカラダがどうなっているのかを感じる力で、自分の動きや状態を自分自身で観察する事を言います。
マシンピラティスは、座面が横にスライドして動き、バネの力に抵抗したり、バネの力を利用してカラダを動かしていくことで、ご自身のカラダが今どうなっているのかを感じ取りながらエクササイズすることができます。
マシンピラティスを使うことで、日常では味わえないような環境の中で、内観力を高めていくことができます。
ピラティスやヨガを継続して行っていく事で、この内観という能力がどんどん身に付いてきます。
この内観力が高まっていくと、自分の姿勢を正しく認識する事ができるようになっていきます。
左写真:初回の姿勢
右写真:ピラティス2回目の写真
姿勢と腰痛の関係性を検証した研究(Holger.2018)では、
『自分の姿勢が、今どうなっているのか』という姿勢の認識が良くなると、腰の痛みや肩の痛みが軽減するという報告があります。
姿勢改善のために、ストレッチや普段の姿勢を意識する事も大切ですが、マシンピラティスやヨガで内観力を見つけてあげることが、反り腰、猫背の姿勢改善への近道になります。さらに、カラダの痛みや腰痛の解決につながります。
現在、症状や不調がなくても、マシンピラティスを取り入れて姿勢の認識のズレを治しておくことは、予防にもなります。
恵比寿トレーニング&ピラティスTWO-WAYでは、理学療法士がマシンピラティスを使って姿勢改善や動きの改善を図っていきます。恵比寿で反り腰、猫背姿勢、繰り返す腰痛でお困りの方はお任せください。
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